ありがとうさようなら

(フィクションです。多分。)


仕事中の俺に、別れた彼女からメール来た。

ずいぶん久しぶりだ。

あれから、何ヶ月経つのだろうか。

 

 あの別れ以来、俺からは彼女に連絡をとっていない。

俺からは、もう彼女に言う事なんて何もないと思っているし、

言うべき事はすべて言ったと思っているから。

それでも、彼女の名前のメールを見ると、心が動いた。

彼女と過ごした大学時代が走馬灯のように蘇って来た。

・・・・

 俺の安アパートで、彼女の作るご飯を食べたり
 
 コンサートへ行ったり、

 くだらない事でケンカをしたり。

 そして仲直りしたり。

・・・

俺は目を閉じた。



あ、いけない。

メールの内容を確認せねばならないな。


もし「やり直したい」とか、
そういう内容だったら・・・・!

俺は何がいえるんだろう。
多少の緊張とともに、




・・
・・









「中村一義のCD、貸してたの忘れてた。
送ってよね」









はい。

まじすんませんした。


(フィクションだ。あ、涙が。)

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by kentakuma | 2005-05-12 01:23 | 謎小説