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本読みました

リンク追加。友達。Lokiのウェルんとこのザックさん。
新婚さんだがほもだそうだ。こわやこわや。





うちにあった本読みました

 溺れる魚 戸梶圭太 新潮社文庫

(感想)
・ つまんねぇ。
・ タイトル負けしてねぇすか。
・ エロいけど、あんま興奮しない。

(前略)
イクな馬鹿者!何かほかのことを考えろ!お前、祖母は健在かっ!」
 こんな状況でなぜそんなことを訊くんだと思いながら、はい、と応えた。
「よし、それじゃお前のバアさんが和式便所に屈んで力んでいるところを思い浮かべろ!気が紛れるだろう」
(後略)

 ごめんなさいトラウマになりそうですコレ。

・ キャラクタ造形が映像化前提というか。文章だけではうすっぺら。
アラスジで読むと魅力的な造形してるんだけど、「この男の過去には何があったんだろう」
  とか、思わせないペラペラ度。
  よくあるハリウッド映画なんかの「ノベライズ」っぽい。
  ・・・とおもったら映画になってるのか。

映画は堤幸彦がやってんだなあ。そっちは面白そうだ。
 

 これと同じようなジャンルだと、馳星周がとても面白く読めました。あんまり数読んでないけどね・・・・。



 赤目四十八瀧心中未遂 車谷長吉  文春文庫

(感想)
・ すんげぇ面白い。
・ 切れば血のほとばしり出るような文体。
・ 濃密。破滅。そして傍観者と仕組まれた毒。
・ 直木賞受賞作、だそうです。これって芥川賞のほうじゃないの?

最初から、ぐいっと引き込まれるんです。

 
 数年前、地下鉄神楽坂駅の伝言板に、白墨の字で
「平川君は浅田くんといっしょに、吉田拓郎の愛の賛歌を歌ったので、部活は中止です。平川君は死んだ。」と書いてあった。
 十数年前のある夜、阪神電車四元町駅の伝言番に、「暁子は九時半まで、あなたを待ちました。むごい。」と書いてあった。


 この作品全体を貫く死と狂気のにおいと悲しみがたまらん。
おっもしれえ。


ちなみにものすご、エロいです。
あれだ。
例えるなら中谷美紀みたいな、完璧な美人がだ。
死にべったり張り付かれながら刹那的なエロをね。
「心に血がにじんだ牡と牝」のようなのをね。
やっとるわけだよ。
エロシーンは絶望的にエロ過ぎるのでこの紳士ブログでは引用できません。
しょうがないよ文学だもの!(前かがみ。さわやかな笑顔で)


 映像栄えしそうだなあ、とおもったら映画になってた。
しかも賞とかもらいまくり。見たいなあ。

エロシーンが気になる。

さて仕事です。
明日こそむつみやへよってラーメン食って帰るぞ、と
きっと、なんでかしらんが讃岐うどんあたり食ってるんだろうな。気付いたら。


ROは特になしいいいい。
いとしのLu-C君と廃屋ぷちぶーん。

健太WIZうまくなったね、っていってくれたから
 6月24日は廃屋記念日。ハァハァ。

by kentakuma | 2005-06-25 00:00 | 謎小説